2023年5月29日
3週間の最終日を迎える第21ステージの舞台はローマ。中心地に設定され一周13.6kmの周回コースを6周する平坦な126km。コロッセオなどローマのシンボル的な建造物をめぐるような周回コースで行われました。19ステージから体調を崩していたバーレーンのジョナタン・ミランですが、最終日もステージ優勝を狙って、新城選手らチームメイトが最後の最後まで集団の先頭でバーレーンのポジション取りをしながらミランのスプリントのお膳立てをします。ステージ14位となったミランですが、初のグランツール出場で、第2ステージの優勝から着用し続けたマリア・チクラミーノを守り切りました。エースのダミアーノ・カルーゾも表彰台まであと一歩の個人総合4位、そして、バーレーンはグランツールでのチーム総合優勝という最高の結果で今年のジロを終えました。8選手全員がフィニッシュしたチームは、バーレーンと、個人総合優勝に輝いたプリモッシュ・ログリチ(スロベニア)のユンボ・ビスマの2チームのみという、今年のジロの過酷さを物語る結果となりました。新城選手は、最終日を114位でフィニッシュし、総合は125人中123位で16回目のグランツール完走を果たしました。これまで新城選手は出場したすべてのグランツールを完走しています。
以下、新城選手のコメントです。
『最終日までステージ優勝を目指して走ったことは初めてかもしれない。ローマに来たのも初めてだったが、石畳もありレースに集中していて、全然街並みを楽しむ事が出来なかった(苦笑)最終日の表彰台は格別だった! 僕は一度もチーム内で3番手以内でゴールしてないけど、強いチームメイトおかげで、このベストチームの表彰台に上がれて、本当に最高の気分!!突然出場が決まった16回目のグランツールも無事に走り終える事が出来てホッとしている。今はそれだけしか言葉が見つからないけど、時間がたてば、色々な思いが出てくるだろうね。今は疲れたと言うよりは、突然の招集で慌てて家を出てきたので、早く自宅に帰って、預けてきた愛犬を迎えに行くのが楽しみだ。』
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